活動報告

2019.07.31 卓越サロン

第4回卓越サロンを実施しました

本田研究室 修士 2 年 安澤葉介

概要

日時:2019 年 7 月 31 日 10:00 12:30
場所:産業技術総合研究所 つくば中央 サイエンススクエア・ 6 1 棟 5 階本田研究室
専攻:新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻

内容

当日は、まず産総研の研究展示施設であるサイエンススクエア を見学した 。その後、産総研紹介と研究室紹介をして、研究室見学を行った。これらを踏まえて最後にディスカッション を行った。

サイエンススクエア見学 10:00~10:30

産総研は国内最大級の公的研究機関であり、
環境、情報、ものづくり 、ライフサイエンスと多岐にわたる研究を行っている。産総研の行っている研究について知ってもらうために見学を行った。サイエンススクエア内では各自で展示を見てもらった。

産総研紹介・研究紹介 ・研究室見学 10:35~11: 45

会議室に場所を移し、本田先生が産総研及び本田研究室についてプレゼンし、安澤が本田研究室及び生化学研究についてプレゼンし た。その後研究室に移動し、研究室内の見学を行った。
当研究室ではタンパク質とバイオ医薬品の研究を主にしており、研究室には生化学実験用の基本的な実験機器と、タンパク質などの精製、分析のための多様な機器がある。それらの機器について短い解説を加えながら見学を進めた。

ディスカッション 11:40~12:30

最後のディスカッションでは、産総研の特徴や大学との研究の進め方の違いなどについて質問があった。また、私自身の研究についての質問も多くあり、後半は研究の内容や進め方について議論した。

感想

専門分野の異なる学生や先生方に普段の研究の様子を見てもらうことは初めての機会だったので、新鮮な刺激が得られた。研究室見学では、タンパク質の濃度測定や相互作用測定に使う機器の原理や研究の進め方などに関する様々な質問を受け 、いつも当たり前に行っている操作の奥にある原理や考え方について、見つめなおす良いきっかけとなった。
ディスカッションでは、研究所と大学での違いについて、制度面を主に話してしまい、実際に産総研で研究しているからこそわかる違いをあまり答えられなかったことが反省点である。卓越サロンの後にゆっくりと産総研と 本田研の特徴について考えてみた。
本田研は学生も含めて各人が独立したテーマを研究しており、 学生も一人の研究者として自分の研究が行える。また、学生よりも研究員が多く、プロの研究者の研究の仕方を見て学べる。 この点が産総研にある本田研の学生にとっての利点だと思う。 研究についての議論では、初めの発表で自身の研究について触れなかったため、研究の詳細を学生たちと共有できなかった点が反省される。しかし、先生方とは有意義な議論ができて、今後の研究にいかせる指摘を多数いただけた。

今回の卓越サロンは、自分の研究について客観的にみるいい機会であり、産総研で研究できる強みについて考え直すいい機会であった。今回受けた様々な指摘や刺激を活かし、 これから科学と社会の両方により役立つ研究をしていきたい。

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