活動報告

2021.07.30 卓越サロン

第14回卓越サロンを実施しました

新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻 修士課程2年 金貞均
新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻 修士課程2年 正田真侑子

開催概要

日時:2021 年7月 30 日 09:30-11:30
場所:zoom を用いたオンライン開催
参加者:プログラム生 15 名、教員5名、事務局1名

内容

概要

今回の卓越サロンも、コロナ渦の影響からオンラインでの開催の運びとなりました。事前にプ ログラムコーディネーターの奥田先生よりご提案頂いたキーワードに沿ってディスカッションをする形式に致しました。キーワードについては、事務局の林さんにご意見を伺いながらプラネタリーバウンダリー及びグローバルサウスという共に地球環境について考えるうえで重要となるであろう2つを採択できました。Zoom のブレイクアウトルームを用いて参加者を4つのグループに分け、アウトプット目標に向けて、各グループでディスカッションを進めました。また、各セッションの最後には事前に割り振られた担当者から各グループのディスカッション内容を報告して頂きました。今回のサロンでは、今まで特別に意識することのなかったテーマについて自身の研究との関連を考えるきっかけとすることを目的としました。

男性の写真のコラージュ

中程度の精度で自動的に生成された説明
ディスカッションの様子
セッション1 プラネタリーバウンダリーについて考える。

セッション1ではプラネタリーバウンダリーをキーワードに選定しました。ミニプレゼンテーションやディスカッションテーマ、アウトプット目標は上記の通りです。約5分のミニプレゼンテーションに続いてグループに分かれて約 25 分間のグループディスカッションを行い、最後に1グループあたり約3分のアウトプットタイムを用意することで、参加者全員に対してディスカッション内容を共有することができました。
プラネタリーバウンダリーは人類が安全に活動できる環境の限界を定義することを目的としています。気候変動、生物圏の完全性の変化、成層圏オゾン層の破壊、海洋酸性化、リン・窒素循環、土地システムの変化、淡水の利用、大気中のエアロゾル、新規物質の導入の9つの PB が特定され、その中でも気候変動を含めた3つの PB は限界を超えることで他の PB にも大きな影響をもたらすものであるとされています。このセッションでは、地球の発展と維持可能性を考える中で、自身の研究の方向性を考える機会とすることができました。アウトプットタイムでは、地球環境を維持するためにどのような技術の発展が考えられるかということが多くあげられました。気候データや人工衛星データを用いて環境破壊を予測し、進行する環境破壊を止めるべく技術の開発や IT 技術の発展によって人の移動を減らしエネルギー消費に役立てられるのではないかという意見が共有されました。

セッション1 プラネタリーバウンダリーについての議論
セッション2 グローバルサウスについて考える

セッション2では、グローバルサウスをキーワードに選定しました。また、時間配分はセッション1と同様と致しました。グローバルサウスは、現代の資本主義のグローバル化によって負の影響を受けている世界中の場所や人々の問題です。このセッションでは、ほとんどがグローバルノースの環境の中で生活している我々にとって、あまり意識することのないテーマと自身の研究との関連性を考える機会となりました。アウトプットタイムでは、バーチャルリアリティを通して教育の不公平を無くすこと、交通ルートや空間情報を用いた予測などの今存在するモデルの強化すること、リモートセンシングにより今後の発展の予測や南半球を中心とした環境問題への取り組み、物理プロセスのモデル亢進や理解の向上に役立てることなどに自身の研究が関連できるのではないかという意見が共有されました。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション, Web サイト

自動的に生成された説明
セッション2の様子 その1
グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明
セッション2の様子 その2

感想・考察

今回のサロンは、5期生を迎え、2度目のサロンということで、新メンバーを含めてディスカッションを行う初めての機会でした。前々回とは異なり、少し堅いテーマであったこと及び留学生と日本人の学生を区別せずにグループ分けしたことから、ディスカッションが盛り上がらないことを懸念していました。しかし、ディスカッション後に少し時間が足りなかったという意見が出たほどに活発な意見交換が行われました。また、今回のサロンのキーワードについては事前に学生から募集しましたが、学生からの意見があがりませんでした。そのため、サロン担当が決めたいくつかの候補から投票により選ばれたキーワードでのディスカッションとなりましたが、より多くの学生からキーワードの候補があれば、より幅広い議論ができたのではないかと考えました。キーワードの募集等の事前準備に工夫が必要であると感じました。

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