第15回卓越サロンを実施しました
2.3 ディスカッション
今回のワークショップでは,2025年〜2035年までの10年分の意思決定をした後に,互いの意思決定がどのように影響を及ぼすのか,またどのような意思決定が効果的なCO2排出量削減に繋がるかについて各グループでディスカッションが行われた.
また,参加者からはシミュレータとしての改良点や,新たなワークショップ実施方法の提案がなされた.具体的な改良点を以下に示す。
- Regulatorの意思決定の頻度を変更してもよいのではないか。
- 利益、CO2排出量などを含めた、各会社のパフォーマンスを総合的に評価できる指標がほしい。
- ルールの理解に時間がかかるため、ゲームマスターでもあるRegulatorは経験者であることが望ましい。
- 総括
本サロンは,今までの形式とは異なるワークショップ形式で実施された.2時間という限られた時間の中で,バックグラウンドの異なる参加者に背景や実施方法を理解してもらい,実際に取り組んでもらうことの難しさを痛感した.一方で,専門分野の違う学生・先生が集まっているWINGSだからこそ,個人では想像もつかないような発想やフィードバックが得られると感じた.2021年10月23日(土)にオンライン開催される東京大学柏キャンパス一般公開でも来場者を対象に同様のワークショップを実施する予定であり,今回得られた知見をもとにより効果的な実施方法を考案したいと考えている.